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この号が発売されたのは22年前です。
当時まだ三十代前半の私は兼任していた『お尻倶楽部』が絶好調で、マニア誌として類をみない部数を売っていました。
反面、漫画誌というのは本誌は赤字で、単行本で収支を合わせるといった状態でした。
これは現在も同じようですね。

漫画誌制作2冊目である本誌、まだ前編集長が残した行程をこなしている状態でした。
連載モノのネームチェック、掲載依頼をしていた作家さんとの内容とアップ時期の確認など
慣れない作業で一ヶ月がとても早く感じていたような気がします。
とても新たに作家さんを開拓していく余裕はありませんでした。
まあ、それは最後までそうでしたが……。

1994 12
掲載作家
しのざき嶺
香愁
富秋悠
時野実
しろみかずひさ
北御牧慶
海野やよい
町野変丸
童門冬児


新・愛之傳言板 第二回

 のっけから何なのですが、私は単調な性というものにあまり興味がありません。アブノーマル嗜好といえばそうなのですが、最近一般化してきた美化傾向にある『SM』というものにも辟易しています。だからといってフェチ系のアブノーマルかというと、最終的には女性内部に向かっている嗜好なので、これもまた否です。
 とても回りくどい言い方をしていますが、私が好きで見たいもの、それは女性が持つ真実の姿であり、素直な心情の吐露なのです。
 幸か不幸か(幸せだとおもいますが)ご自分の隠された嗜好を何らかの要因で知ってしまい、日常と非日常を彷徨いながら、羞恥と屈辱とあらゆる愉悦の中でそれらを甘受する姿、そういう女性にとても魅力を感じてしまいます。
 そういう女性が見たい……。
 てなもんで、これからのフラミンゴ、一般のいわゆる美少女コミックという路線からはますます脱線していきそうです(すでに美少女コミックじゃないよ、と言われていますが……)。
 現在の形にリニューアルされた本誌5月号で、前編集長・桑原が「かくして賽は投げられた……」と書いていたとおり、鈍重でまことに申し訳ないですが、その賽は転がり続けています。
 それは未だ変化していく過程にあるということであり、上記にあるような私と似通った嗜好の方には、これからますます面白くなっていく雑誌だと思っています。それまで少し長い目で見ていてください。また、叱咤激励などがございましたら、どしどし私宛てにお送りください。お待ちしております。こんな私的な方向性は雑誌の私物化のようですが、叱られるのは覚悟の上です。
 話はまったく変わりますが、今日新聞を読んでいたら、戦後猛威をふるった回虫(二人に一人の割合でお腹の中に飼っていたようです)保持者が、最近また増えてきていると掲載されていました。
 ほうほう、と興味深く読んでいると、原因のひとつに人糞による有機栽培法がなっていました。ということは有機栽培うんたらと言っている自然食品を好んで食べている女性は、知ってか知らずか間接的だけどウンチを食べているんだ、とか、腸の中で25センチもある回虫をウンチと一緒に飼っているのかなとか、妄想が妄想を呼び……。
 最近回虫の本が何冊か出ているのもそこらへんが原因なのでしょうかね。今度読んでみよっ、と固い決意をする私なのでした。
 でそんなスカトロジックなお話に続き、今月号、いきなり巻頭カラーからアナル伝承作家・しのざき嶺先生の人工肛門モノでスタート。いやいやなかなかシャープな設定です。その設定を聞いた時には、ぐるぐる頭の中を何かが飛び回っていました。みなさまは堪能してもらえましたでしょうか? 
 そこでお知らせです。しのざき先生は、ただ今アシスタントを募集しております。条件としましては、都内在住で月に数日間お手伝いできる方です。我と思われる方は、履歴書および参考となるようなカットのコピーを編集部までお送りください。
 先月号でお知らせしましたフラミンゴ初登場のしろみかずひさ先生の作品はいかがでしたでしょうか? 第三者的に登場する婚約者が、兄妹の隷属関係にいっそうの緊張感や厚みを出しています。いままでフラミンゴには無かったタイプの絵柄であり、内容もディープ。これからもよりいっそう濃い作品を発表していってくれそうです。
 また来月号では、再び巻頭ににしまきとおる先生をお招きできそうです。絵物語風にスプロッシュ+スカトロの混在する、にしまきワールドが繰り広げられることだと思います。
 そして、先月号で佳作を投じてくれた、るもいじゅん先生が再登場の予定です。前作、倒錯した破瓜の原体験を持つ家庭教師・片桐みゆきをヒロインにおいた、気合いの入った刺激たっぷりの作品が発表できそうです。がんばってくださいね。
 前号で掲載したスプロッシュのような、変だけどエロスを感じるような読み物にもこらからは力を入れていきたいと思っています(こういうのとっても好きです)。
 現在そこらへんの執筆を担当してもらえるマルチエディターのこじままさき氏※1と企画を煮詰めています。こじま氏は、自主制作で『BD』という商業誌ではできないような視点の変わった変な雑誌を発行している方です。こういった企画モノにはとっても鋭い切り口を考えているようで、とかくフェチコレクションになりがちな企画ですが、それだけでは終わらない濃い内容を掲載できそうです。
 また、この『BD』※2にご興味をもたれた方は、どこの本屋さんにでも置いてあるわけではないので、お見かけになられましたら読んでみてください。でも、面白くない人には全然面白くないですが……。私はこの雑誌好きです。
※1エディターというよりは、雑誌の表紙やトータルデザインなどを務めるエディトリアルデザイナーとしてとても有名な方です。※2何十年も前に発表されていた自主制作雑誌なので、現在目にする事はできないと思います。

2回目の傳言板、ちょっとした変態ネタだでで、まだ私の変態エピソードは書かれていません。実際掲載した記事を転載するのなら楽なのではと思っていましたが、けっこう大変ですね。
まあこちらも少し長い目でみてやってください。
Mitsuru Tohmoto
Posted byMitsuru Tohmoto

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